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お掃除機能付きエアコンはどこまでの掃除をしてくれるのか

お掃除機能付きエアコンが開発されてすでに10年を過ぎようとしていますが、中には自動でエアコン内がキレイになると誤解されている方がいらっしゃるようです。

お掃除機能とは、実はフィルターの掃除だけなのです。

様々な汚れやほこりはフィルターだけではなく、熱交換器(アルミフィン)や吹き出し口(クロスフローファン)、結露水をためる受け皿(ドレンパン)にも発生します。

お掃除機能付きエアコンは、パーフェクなお掃除機能を兼ね備えたものではなく、エアコン内部の清掃は、技術力があるプロの手が必要です。

お掃除機能付きエアコンとは?

フィルターを自動洗浄する機能がついたエアコンを「お掃除機能付きエアコン」と呼び、従来通りのエアコンをスタンダードエアコンと呼びます。

「お掃除機能付きエアコン」はメーカーによって呼称は様々で「自動お掃除」「自動洗浄」「お掃除ロボット」「お掃除メカなど」と呼ばれています。

お掃除機能付きエアコンには、リモコンコンのボタンに「お掃除」「手動お掃除」「フィルター掃除」といったボタンが付いています。

お掃除機能付きエアコンの機能だけでは対処できない内部の汚れ

フィルターを自動洗浄する機能がついたエアコンでも、内部の汚れを掃除する機能はついていません。

エアコンの内部には、熱交換器(アルミフィン)や吹き出し口(クロスフローファン)、結露水をためる受け皿(ドレンパン)などがありますが、これらの細部に汚れが発生します。

「お掃除機能付きエアコン」にも、エアコンの内部にはカビやホコリがたくさん潜んでいることを、消費者は認識しておきましょう。

エアコンのお掃除は、フィルターをキレイにするだけで終了といった簡単なものではありません。

お掃除機能付きエアコンによる掃除機能のみに頼ることや、自分でのお掃除だけではエアコン内部の清掃は無理といえます。

エアコン内部の細かいところの汚れは、信頼できる業者の元で働く、的確な技術を持ったプロにお願いしましょう。

どんな優秀なお掃除機能付きエアコンも人の経験にはかなわない!

エアコン拭き掃除

エアコンの汚れ具合は家族のライフスタイルや設置場所によって違います。

家族にタバコを吸う人がいると、マメにフィルターの掃除をしても、内部のファンなどについた臭いはなかなか取れません。

また、キッチンの近くにエアコンが設置してある場合は、油汚れがエアコン内部にこびりつきます。

これらの特殊な臭いや汚れは、それぞれに適した洗剤があり、掃除方法があります。

プロはエアコン内部の臭いや汚れを分析し、専用の洗剤を用いて高圧洗浄機で細部にわたって徹底的に清掃します。

また、エアコン本体からユニットを取り外し、細かい部分までていねいに掃除を行うには、それなりの技術が必要です。

「お掃除機能付きエアコン」のエアコンクリーニング料金は、スタンダードエアコンと比較すると技術力が必要な上、作業時間がかかるため多少割高となります。

家族の健康を維持するためには、1年に1回くらいのペースで、信頼できるアコンクリーニング業者に依頼するのがベストと言えます。

お掃除機能付きエアコンの時代の流れ

お掃除機能付きエアコンは、フィルターに付着したゴミやホコリを自動的に取り除く機能として2003年に発売された富士通ゼネラル「nocria(ノクリア)」に始めて搭載されました。

その後シャープやダイキンなどの各メーカーからも、清潔さをアピールした自動掃除機能付きのた製品が出てきましたが、現在でもエアコン内部にダストボックスがついており、そこにホコリをためるシンプルな仕組みです。

パナソニックのお掃除機能付きエアコンは、唯一ダストボックスがないタイプですが、どのお掃除機能付きエアコンも、内部の清掃はプロの手が必要です。

まとめ

お掃除機能付きエアコンでも、従来からあるスタンダードエアコンも、同じように本体からフィルターを外して、ていねいに掃除をする必要があります。

お掃除機能付きエアコンだから衛生面で安心とは言い切れません。

各家庭によってエアコンの汚れの内容も違ってくるので、プロのエアコンクリーニング業者にご相談ください。